明治三十一年七月十三日
両三日以前より本席御身上少々御障りに付伺
さあ/\事情は心得んという理を尋ねる。心得んという理を尋ねるが、これ心得ん事情というは、理に一つ事情、夜分事情にていかなると思う処、気になるという事情は、これ/\残らず事情運びさす。夜分一寸話長い、話長い。これまで説き諭し事情あら/\一寸分かり掛け。なれど、未だ/\鮮やかならん。万事席一日事情夜という。心に思えば安心ならん。心得ん一日の事情話し掛けたる。理いつの事とも分からん。いつの事とも言わん。この理何ぼうでもいつのようであった/\。道理万事事情改めて、一つ順序何処にどう言う彼処にどう言う、万事皆んな治まれば、言う事無い/\。これより楽しみ無い。危ない/\という処、一つ/\治め来たる。この理一つ、これまで順序幾重諭したる処、ほんのあら/\治め、すっきり洗い替え/\。これまで通りた理は、どうも用いる事出けん。洗い替え/\。帳消ししたと理を諭したる。洗い替え分かる。目には見えん。思やんしたら分からにゃならん。この理今日明日皆戻る。順序詳しい諭さにゃならん/\。
皆戻りて来たら夜分に御願い申す事願
さあ/\夜分順序諭さにゃどうもならん。夜分々々理を諭そう。さあその心得で。さあ/\夜分順序諭さにゃどうもならん。夜分々々理を諭そう。さあその心得で。