明治三十一年六月十七日
諸井政一身上に付国三郎より願

さあ/\尋ねる事情/\、身上の事情いかな事情尋ねる処、万事事情というは、前前事情から諭したる処、その事情はそれと一つ理、よう聞き分けにゃ分かり難ない。よう年限の道理から数えてみよ。何箇年数えてみよ。神の道は元よりあろうなれど、一代始め掛けたる、作り掛けたる処、年限数えてみよ。遠く所まあ始め掛けた。今というは西へ向こうと、東へ向こうと、まゝ。この理よう聞き分け。たあたこれ教の理一つ理一つ、一つ理から万事事情、一つの道理から始まり/\、中に道理ありて治まらん。その道理一つから治め。よう聞き分け出け難ない処、一つ始め掛け、一つ始まりてありゃこそ今日の日という。外へ心散らさんよう。小人々々珍しい理あろ。珍しい事から授けたる。どの子も可愛は親の子。ぢば一つから治めた/\。二つはならん/\。一先ずは一二三まで行く事出ける。なれど、その外越せん。この理諭したら皆心に浮かむ。一つ子供身上悩む。あちらこちら掛かる。元何年以前定めた理は、将来そら定めて居る。なれど、あちらの風こちらの風に迷わんよう。将来事情定め。小人たる理思い、障る理思い、事情定め。万事道理諭す。この理は将来末代の理である程に。

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