明治三十一年四月二十六日
中河部内摂陽支教会却下に付移転事情願(本部の御許し相成り、三四度地方庁不認可に付、この度若江支教会を摂陽支教会の御許し有之、林九右衞門の宅へ移転の相談相成りしに付、右摂陽支教会は如何様に致しますか、取り消し下さるか又は後々の心得御座ります故御願)
さあ/\尋ねる事情/\、さあ尋ねる事情は前々事情が二つという/\。一つ事情はどうもこれ心得ん事情という。又一つの事情前々に一つの事情は不都合という。不都合というは、日の足らんからや。日の足らんは心の足らん。これまでの尋ね出る時の事情、将来理は十分なれど、一日経つと忘れ、だん/\経つ。今日の事情又明日という。あちらからこちらから自然々々理にやゝこしい理出る。そこで二つ一つとは成らん。二つ一つとは成らん。どうでもこうでも下ろした理は立てにゃならん。これよう聞き分け。日が足らん。日が足らんからそういう道理になる。二つ一つ取り消す事出けん。よう聞き分け。何年経っても付ける道は付ける。人は変われば付ける道という理よう聞き分けて、真実治めるなら、程無う/\理現われるという。
押して、摂陽支教会取り消す事出けんという処は分かりまして御座りますが、中河部内にこれまで名称御許し之無き新しき所へいかゞで御座りますか。実は若江支教会は只今の処立つ事出けん故、外方へ移転さして御座りますがと願
さあ/\所という、変わるという理はどういう理であろう。尋ねる処それは何処へなりとも。無き所なら同じ理。事情は、あちら事情こちら事情話し合いして、こうと言えば許し置いたる処、すっきり取り消して了う事出けん。なれど、所変わる、どうしたらよかろう、そら相談の上運ばにゃならん。さあ/\所という、変わるという理はどういう理であろう。尋ねる処それは何処へなりとも。無き所なら同じ理。事情は、あちら事情こちら事情話し合いして、こうと言えば許し置いたる処、すっきり取り消して了う事出けん。なれど、所変わる、どうしたらよかろう、そら相談の上運ばにゃならん。