明治三十一年四月四日
平野楢蔵日置支教会へ出張中出先より申し越し事情に付願

さあ/\尋ねる事情、どうも余儀無く尋ねる事情、順序の話諭し万事これまで諭したる。急いてはならん、急いではならんという理は、これまでにも重々の理に諭したる。今年出けにゃ来年、来年で行かにゃ又明けてからという。よう聞き分けにゃならん。成るよ行くよの理という。無理な理は成り立たんという。今年で行かねば来年というが、天然の理という。この理は前々にも幾重々々の理に諭したる。その時その場の心、一時思い立った理はその場は治まる。なれど、いつ/\の理とは言えようまい。十分話の理を聞かし、真実精神の理を積むという。積んでから運ぶが天然という。成るよう行くようともいう。
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さあ/\一時ならんという。まあ一時ならん処、捨てゝ置く事も出けようまい。そこで十のものなら、一分だけでも運べば、それで一時の理は立つやろう。さあ/\一時ならんという。まあ一時ならん処、捨てゝ置く事も出けようまい。そこで十のものなら、一分だけでも運べば、それで一時の理は立つやろう。

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