明治三十一年一月十九日(陰暦十二月二十七日)
増野正兵衞十五日城島分教会より帰り風邪にて熱あり、又おとも十日頃より夜々無理言い熱強く障りに付願
さあ/\尋ねる事情/\、小人の事情一時尋ねる処、小人の事情どういう事であろう、思う処尋ねる。小人の事情は何も案じる事要らん。案じる事要らんが、小人の事情は親一つ事情、これ言うまでであろう。一つ諭しよう。又めん/\心得ん事情尋ねる。尋ねる事情/\、又一つにはよう聞き分けにゃなるまい。何か事情掛かる事情、そんなら身上障る。どういう事よう聞き分け/\。何か事情掛かる。掛かる理には重い理ばかり掛かる。何の事情どころやない。たゞ難しい事情で、どんとどうもならん。年取れば多く戻る理と事情連れて帰る理である。又中に事情、この事情どうもならん。又めん/\一名の理であろまい、又思わりょまい、又あろまい。よう聞き分け。難しい中やで、難しい中やで。何事言うもどう言うも、身上から尋ねたらさしづ。尋ねたらさしづ用いらにゃなろまい。用いれば鮮やか思えども、事情何の事情によらず、たゞ一つの事情でないで。もうあら/\事情は言うまで分かりある。たゞ心というはそも/\事情で、一年暮らした/\。よう聞き分け。話々の理で集まりて居る。目に見ん先から何も分かろまい。通りて来る事だけ分かる。又重いと思うて持ってみれば軽い。提げてみて、中どういう物有るか無いか分からん。蓋取りてみたら分かる中に、時々刻限々々知らし置いたる。刻限諭した事は間違った話してない。皆心病み、人間心病み、人間の心を立てゝ神の理そこ退け。そこで、どうもならん理になる。暗がりの理を以て通るから、暗がりになりたら足もと暗がりになる。何も分からん。善い者も悪い者もどし込み。年を越えこれから分けるで。多くの中捨てたる処、放って置かれん。身上尋ねた、こういうさしづありたと、皆の理に聞き分け。それ/\伝え、残る理はこれまでの理はっちゃ残らせん。残る理は誠一つ残る。どれだけ崩れて了ても残る理、皆答えてくれにゃならん。これまで何をしたんやら、人間心立てゝ神の理薄なる。神の理薄なりて何の守護有るか無いか、よう聞き分け。めん/\身上尋ね、こういう際と何か事情。この事情台と成りて、これまで諭したる理、夜々時々刻限諭したる理、皆寄せてみよ。一つの理に留まるであろ。一手一つに皆結んでくれるなら、どんな守護もする。
一寸して
さあ身上案じる事要らん。人間この事情聞き分け。人間些かなる事情大層になる。大変事情になる。腐り種になる。腐りた理回せば腐りた理が回る。どういう事になるやら分かろまい。皆これだけ話すれば、又ほんにという処分かるやろう。さあ身上案じる事要らん。人間この事情聞き分け。人間些かなる事情大層になる。大変事情になる。腐り種になる。腐りた理回せば腐りた理が回る。どういう事になるやら分かろまい。皆これだけ話すれば、又ほんにという処分かるやろう。
押して、前川菊太郎の事も善悪仕切りて運びますから願
さあ/\もうこれ一年の日の終り、月の終り、年の仕舞、年明けたら又候実際ありてはならん。内々事情と、外の事情と振り替わりた。内外振り替わり事情という。これが世界の道理という。内外振り変わりて何処に立つか。成程考えてみよ。さあ/\もうこれ一年の日の終り、月の終り、年の仕舞、年明けたら又候実際ありてはならん。内々事情と、外の事情と振り替わりた。内外振り替わり事情という。これが世界の道理という。内外振り変わりて何処に立つか。成程考えてみよ。