明治二十一年九月二日
平野楢蔵の願

さあ/\身上の処、尋ねる/\、一つの理、よう聞いて置かねばならんで。これから先の処、日々の処の事情も出て来る処も思い、独りで出て来るとは思わぬよう。日々一つは入り来る、出て来る。日々の心によう思やんは一つ。さあ/\これからは、内々へ入り来る、出て来る事情は、さあ/\これから暫くの間は、聞いた事情や。今までに聞きても居る。日々出て来る事情は、皆んな出て来る。さあ/\ぢばにてもその通り、日々の処、十分の事情であるやろう。なれど出て来る。その心得で居るよう。

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