明治三十年八月二十六日
深谷徳次郎小人徳郎並びに次女且つ本人なりそれ/\身上事情願
さあ/\尋ねる事情/\、小人の事情身上の心、又それ/\だん/\一時事情尋ねる処、どういう事と、日々であろ。いかな事情よく聞き取らにゃ分かり難ない。よう思やん。多分世界、世界という。集まる処、事情という。万事事情、この事情よく聞き分け。事情どうという事は無い。だん/\事情あれば、どういう事と思う。思うがなれど、思い開き、よう聞き分け。これまでどうも通れん道あり、だん/\よう/\の道、未だ一時判然と更に持たず、内々案じれば、切りが無い。成るも事情。さあ子供々々難儀、この理聞き分け。又役員聞き分けて運び、この事情いつ尋ねたら、こういうさしづありたという事情、皆に伝え。扶け合い/\、こら話する。その扶け合い、聞いてる者もあれば聞かん者もある。さあ小人の理、この理集まる理に皆籠もりある。よく聞き分けてくれ。