明治三十年七月六日
小笠原たま二十一才身上願(豊丘布教所小笠原喜兵衞娘)
さあ/\尋ねる事情/\、さあ尋ねる事情には、どうも身上に、もう何でもと思う思う。事情、とんとこれ分かり難ない事情、身上に事情、事情にもだん/\事情ある。身上に障り悩みという。この事情聞き分け。所にも一つ事情々々、どれだけこうと思えども、めん/\一時どうも出けようまい。身上障りから得た。又事情であろ。この事情というは、心と言う。余程長らくで事情でなければ、事情と言わん。内々心という、こうして居りゃそのまゝ/\。それ通れん事は無いなれど、心という理、そこへ治めてやらにゃならん。十分諭してそうして又事情、心というは、いつまで一つの心、これ第一。勤め心のこうのう、又実が無くば、そら受け取る事出けようまい。これだけ諭せば、それ/\皆映り来るやろ。