明治三十年七月四日
永井藤平小人と共に身上願
さあ/\尋ねる事情/\、事情どうも心得ん事情尋ねる。いかな事であろう思う心日々である。ならん/\。幾重心運び尽す処、受け取る。尽す中に不足、どういう事であろ。いかな事も、よう聞き分け。どうせこうせ出来難ない。真実皆一つ、有る無い、言うまで。小人一ついかな事日々思う処、事情よう聞き分け。中に不足たんのう出来難ない。よう聞き分けるなら、分かろ。日々世上一つの理諭する中に、一つ為すいんねん。しょうとて成るものでない。いんねんこれよく聞き取れ。内々一つの理を聞き分け。不足なってたんのう出来やせん。世上一つから見れば、いかな理も鮮やか。世上にいかな理も一つ。誠一つの理、その一つの理を受け取らにゃならん。難儀さそう不自由さそうという親は無い。たんのう一つ、たんのうは誠一つなるを受け取る。成らん一つの理たんのうは、前生までのさんげも一つと諭し置こう。