明治三十年十二月十三日
桝井伊三郎老母の障りに付、弟政治郎を引き戻し安太郎出る事に付願
さあ/\尋ね事情/\、事情だん/\それ/\あちらこちら事情尋ね出る。遠く所便り/\どうでも一つ内に心得ん事情、尋ねる事情諭し置く。まあ、内々遠く所出越す所見合わせ、一つ事情諭せにゃならん者もある。一名一人より諭する理、多分多分事情ある。事情出来難ない事情、あちらこちらの身の障り。だん/\事情立て合い、立て合う/\。あちらこちら尽し掛けても。未だ/\年々よう/\一つ切る。我が身切る。分かる。それ/\談じ合う。聞き分け。大事件々々々、事情年限大事件、どうこうの事思う心が違う。神がしたのやないで。万事さしづ通り刻限事情、何にも困る事情は無い。皆拵えて苦労せにゃならん。一つの理二つの理がある。繋ぐ道切る道もある。話重々の理に伝え。来る者に来るなと言わん、来ん者に来いとは言わん。いつ/\の台に諭しある。神とたゞ一つも拵える事は要らんで。一つ一つ片付け。明らかという一つ心、楽しみという心を治め。内々事情は万事案じる。出越す処安心見せて一つ事情、一つの事情諭し置くがよい。さあそうやその日来て、若いが若いに立たん。年が締まって締まったに立たん。心一つ神一条の理を以て出れば、何にも案じる事は要らん。これ一つさしづして置く。