明治三十年十一月二十日(陰暦十月二十六日)
鳴物琴胡弓三味の替わり入るつとめ人衆に付御話

あちら引きこちら引き、まるで、ひいきの引き倒し引き倒れ、引き倒れの行たる事知らんか。これからというは、何か一つの心に成ってくれ。心さえ一つに成ればどんな中でも連れて通るというは、前々毎夜々々の理に知らしたる。皆んな談じ合いそれはよいなれど、談示の中に理が触れるからどうもならん。これもう一つほこり立ったら暗闇やで。
引き続きとめぎくの事情願
元々皆掛かり分からん。分からん処から話を聞いて道に付いた、事情の理も分からん。二十五年寿命縮めて今日の道という。道理世界理を以て今の道ともいう。談じ合うてこれまでの理/\、人間からあれこれの隔て分かるものやない。要らんと言うて出るものはどうもならん。これまでの処幾名何人あった。古い事情消してはなろうまい。心で消す事はどんならん。どうなりこうなりの道待って居る者は、その場/\の得心。喜ばして一時に出らるものやない。それ/\談示合うてこれ一つの理、皆寄せて、この月は誰それ、又の月は誰それというように運ぶがよい。楽しました理を蹴って了えば、消すのも同じ事。元々皆掛かり分からん。分からん処から話を聞いて道に付いた、事情の理も分からん。二十五年寿命縮めて今日の道という。道理世界理を以て今の道ともいう。談じ合うてこれまでの理/\、人間からあれこれの隔て分かるものやない。要らんと言うて出るものはどうもならん。これまでの処幾名何人あった。古い事情消してはなろうまい。心で消す事はどんならん。どうなりこうなりの道待って居る者は、その場/\の得心。喜ばして一時に出らるものやない。それ/\談示合うてこれ一つの理、皆寄せて、この月は誰それ、又の月は誰それというように運ぶがよい。楽しました理を蹴って了えば、消すのも同じ事。

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