明治三十年十一月二十日
九つ鳴物の内、三味線を今回薩摩琵琶をかたどりて拵えたに付御許し願
さあ/\何か尋ねる事情、事情は心置き無う許し置く。これまで前々事情の時談じ、あれもどうこれもどう尋ね出で、一列子供の事情によって許してある。何かの処十分じゃなあ思う。どういうもの時々尋ね出ばさしづする。さしづの上、談示という。どんなさしづしても、こんなさしづはなあと思わぬよう。互いに理を結び合わにゃならん。事情によって結ぶ理もあれば、事情によってほどく理もある。心も病む身も病むようではいかん。後々の事情は詳しいさしづするから、鳴物一条は許そ/\。皆寄り合うて、喜ぶ心を以てすれば、神は十分守護するとさしづして置く。鳴物は許そ/\。
胡弓の事願
さあ/\どうなりこうなり、鳴物揃うたら始め掛けるがよい。成るも道成らぬも道、付け掛けた道は付ける程に/\。ならんと言えばはいと言え。年々の道を見て、あぐさむ心は持たぬよう。あぐさんで了たら、仕舞じゃで/\。さあ/\どうなりこうなり、鳴物揃うたら始め掛けるがよい。成るも道成らぬも道、付け掛けた道は付ける程に/\。ならんと言えばはいと言え。年々の道を見て、あぐさむ心は持たぬよう。あぐさんで了たら、仕舞じゃで/\。