明治三十年六月二十二日
本席四五日以前歯痛みに付願
さあ/\尋ねにゃなろまい/\。どうも心得ん理であろ。幾何名人を揃え運ぶ処、身上障る処、毎々諭したる道という。いつ/\まで同じ事と思う。心間違うて/\、それ聞き分け。心添えて一つ万事たんのうさゝにゃなろまい。いつ/\までと思うたら違う。これ一つ諭せば運ばにゃならん。万事さしづ間に合う。さしづは間に合わす。間に合わんさしづは、間に合わさんという。それではどうもなろまい。よう聞き分け。安心して楽しみ成る。一日の日千日に向かう。一日の日万日に届く。幾重さしづしたとて、諭したとて、どうもならん。これを聞き分け/\。