明治三十二年十二月二十四日
村田幸助四十八才身上願
さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上に心得んという理を尋ねる。いつ/\事情、時時事情々々急く事情まあ一度の事情、尋ねばさしづにして置く。まあ内々皆それそれ中、あちら寄りこちら寄り中の事情一つ、前々から一つ内々鮮やか一つ。一人あちらへ障りを付け十分の理。一度ならず、一つ事情、これでという事情、普請々々掛かりて、これで楽しみ事情であろ。どういうもので、あちら身の障り、こちら身の障り、どういうものであろ。これもよく心に知らし置こう。よく聞き分けにゃならん。あちら身の障りや、こちら身の障りやと言うてる間に、皆の心定めてくれ。多く中、それ/\心あろ、それ/\心あろ。よう聞き分け。いかな事情、年の取れた者もあろ。楽しみ事情、普請楽しみ、もう古い話から伝えてある。それより楽しみ中に、身の障りこうなればどうと思うやない。一時血気まめな人やなあ/\、これから治め。まあこれだけなら/\とたんのう治め。又それ/\から治め。こうなれば楽しみ忘れられんが理。身上一寸速やか事情、一日二日事情であろ。案じる事要らん。外々理からたんのうせにゃならんで。外々の事から、たんのう事情これ聞き分け。