明治三十年四月二十二日
増野正兵衞身体中芯骨痛み咳出で、又道興目の障り願
さあ/\身上に一寸々々障りという。何も案じる事要らん。なれど、前々より諭す理皆同じ事、事情同じ理ある。万事理集めて掛かりあれば、こうというどうという、どういう事する、こういう事する。役々理治めて居る。成る成らん理、聞き分けにゃならん。よし/\、聞いて了う。聞いたら取り計らうよう。よう聞き分け。取り扱いが扱い人、一つ道/\という。一時道又一つ尋ねば、誰彼尋ねば、それからそれ取り次ぎして、事情一つも放って置かん。事情ある又々事情、だん/\の事情もある。これだけ諭し置こう。万事聞き分け。身上案じる事要らん。案じる事要らんが、掛かり/\話、どういう事話するやら知れん/\。よし/\という理心に治めよう、又々というは、何の事やら分からん。そこで一寸話して置く。