明治三十年二月十九日
郡山分教会山陰支教会長外役員一同身上の願

さあ/\尋ねる事情/\、身上の事情によりて尋ねる。余儀無く事情思えば余儀無く事情、遠い所の事情にては、思わず/\成らん事情尋ねる処、まあ一時以てどうもなあ/\と思う処、皆これは通ってあろう。こんな事どういうもの、思えば思う程思うやろ。一人の事情曇れば曇る、晴れば晴れる、撫でば撫でる、擦すれば擦する。これ一つ諭しが難しい。あちらこちら多くの中にも皆一つの事情、同じ中に事情思えど、中に一つの事情とも言う。よう聞き分け。諭するには諭するようの心の理が無ければ諭されん。何程諭したとて、曇りありては晴れん。どうもならん。皆んな総やつしのようなもの。改め替え立て替え。これ一つ諭しが、難しいてならん/\。これまで何度のさしづにも、皆んな言葉の理を添えて諭してある。何ぼ中といえど、道理として、一人互い/\運び合うて、それ/\治まりある処、これ聞き分けにゃならん。一時治まるかと思えど治まらん。さあ早くや、今やというような事では道とは言わん、日々眺め合い、迫りた理はどうもならん。大抵々々の日を思い繰り出してみよ。道が無けりゃならん。皆んな心という理がありて一つの道、道がありて心、一人でもこうと言えば、十分心に乗って守護する。これまで諭しだけの言葉やない。実際事情の理に知らしたる。諭するには、諭するようの心が無くてはならん。日々心が変わるようでは諭されん。諭すとは言えん。道が大事、これまで艱難苦労の道が大事。一人でも聞き分けてくれ。あちらもこちらも、ふわ/\のようでは、どうして働けるか。あちら持っても頼り無い、こちら持っても頼り無い。これでは十分の道通れるか通れんか、聞き合わせてくれ。
押して、一人の事情に付願
さあ/\尋ね返やす処/\、皆取次々々と言うて、これまで日々の取次、多分の中大勢の中、第一どうしようと思ても、どうもならん/\で日を送る。重立った一つの理より掛かりて尋ねたら、こういう諭があった。よう聞き分けねば、緩めば枝が枯れる、枝が枯れたら葉が落ちる、芽が枯れる。この道理を聞き分けたら、一日も一日も早く/\。重なりて来てからはどうもならん。俺さえせにゃよいではならんで。兄弟という理は切っても切れん道がある。兄弟に掛かれば、心を澄ます道が無い。心に悟り無くばならん。悪い者ばかりでは、この道というは無きものである。さあ/\尋ね返やす処/\、皆取次々々と言うて、これまで日々の取次、多分の中大勢の中、第一どうしようと思ても、どうもならん/\で日を送る。重立った一つの理より掛かりて尋ねたら、こういう諭があった。よう聞き分けねば、緩めば枝が枯れる、枝が枯れたら葉が落ちる、芽が枯れる。この道理を聞き分けたら、一日も一日も早く/\。重なりて来てからはどうもならん。俺さえせにゃよいではならんで。兄弟という理は切っても切れん道がある。兄弟に掛かれば、心を澄ます道が無い。心に悟り無くばならん。悪い者ばかりでは、この道というは無きものである。
又押して願
さあ/\皆々ほのかの言葉が聞く。一度聞く、二度聞く、三度聞けば世界あゝと言う。これより一つ心を改め替え。ほんに変わったなあという理を、第一に待ち兼ねる。これ一つ、しっかり聞き取りてくれにゃならん。さあ/\皆々ほのかの言葉が聞く。一度聞く、二度聞く、三度聞けば世界あゝと言う。これより一つ心を改め替え。ほんに変わったなあという理を、第一に待ち兼ねる。これ一つ、しっかり聞き取りてくれにゃならん。

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