明治三十年一月十八日夕方
茨木基敬四十三才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上にどうも心得んから尋ねる。一つには談示皆心得、一日々々あれもこれも事情日々であろう中に、身上不足思う処どれだけ思えども、身上になあ一つ思う処堪えられん。どういう思やん/\である。長らえてどういう事もこういう事も、成らん中/\通り来たる理事情中にはあと思い、年限事情経ち来たる。思い/\事情これから先事情によって一つの心日々という。談示柱々々々いろ/\ある談示柱一つ、この者あの者あちら合わんこちら合わん事情、だん/\事情、強い/\心の強いであろう中に、談示柱も無けねばなろまい。世上に出る道には一つ重々外々の理はすっきり要らん。たゞ道一つ計って来れば、十分一時その理治める。あちらこちら取り廻し/\一つの理治まるである。第一の理悟り付かねば尋ね返えせ。事情一つの理と諭し置こう。

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