明治三十年一月八日(陰暦十二月六日)
山沢為信前より身上にて喉たんつかえ息どしくに付願

さあ/\尋ねる事情/\、小人に一つどうも事情が心得ん思う処、そらどうも心得んであろ。尋ねるから諭しよ。よく聞き分け。幾何人あるとも皆同じ理。身上に一つ事情あれば何たると思う。何か万事思う事あろう。どうも一つ発散出け難ない理であろう。なれど、どうでもこうでも中に事情ある。これもこうであろうか、あれもこうであろうか思う事情、よう思やんして、一時尋ねる事情は、身に一つ一寸どういう事、こういう事、そら思うなれど、一日しいかり見定めて、内々も定めて、又同じ事情なら、又一つ心得て置かにゃならん。まあ事情はしいかり治め。どういう事起こりた。皆送りになりてどうもならん。今日は陽気々々と思う中に、一つ計り難ない事情ありてからどうもならん。話々聞いて成りたる一つ理、分からんからどうもならん。又一つほうと思たら分かる。事情一日の日見定めて変わらんなあと言えば、しいかり又心得んにゃならん。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です