明治二十九年十月十九日
葛原常松三十六才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\事情、さあ/\尋ねる事情、遠く所どういう、とんと一時どうも鮮やか分かろまい。又聞かす事出けようまい。遠く所尋ねる処、一寸のさしづして置こう。身上の処大変事情になりたるで、大変事情になりたるで。皆心一つ理が難しい。これまでととんと心が一時難しい。そこで身上難しい。どういう事難しいなら、こちら事情やあちら事情や。よう聞き分け。こんな事情かいなあ、あんな事情かいなあと案じもあろ。心に緩む心ではどうもならん。難しい、心にあると言う。又心無くば通る事出けん。身上一日二日では鮮やか出けず鮮やかならん。そこで一寸諭し置こう。愛想尽かさずよう/\。愛想尽かしては、これまでの働き何もならん。人間というは先々分からん。一時難しい中どうなりこうなり心に治めて通れば、つい/\道があるのや。一時にどうと心に持つから、一時難しい。そんなら身上不足はどういう事と言う。よう聞き分け。さあ/\思わず/\付いたる道やない。一日以て事情という、一時難しいかったであろ/\。一つ諭し置こう。事情十分取り調べて、よう聞き分け。有るも無いも身上が第一。この事情難しい。多くの中理に合い、道理が無くばどうむならん。よう聞き分け。一時の理は生涯末代の理と持って通れば、又集まる事あろ。これ諭し置けば集まるやろ。さあ/\何時事情に。何時一つ身上こうという処が、一寸知らして置こう。よう聞き分けてくれるよう。

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