明治二十九年十一月十四日
梅谷分教会事情に付、会長笹西治良兵衞辞職に付願

さあ/\尋ねる事情/\、一時以てならん事情尋ねる。ならん/\これまでの処道すがら、長い年限よう/\の道、そこえ/\付いて一つ心遂げられん。留まらんという事情、よう聞き分けにゃならんで。一つの理やない、二つの理やない。所々変わる、又変わる/\。この事情聞き分け。所々で一つ理が変わる又変わる。又尋ねる事情又思うやろう。この一つ理はよう聞き分け。どれだけどうしてやろう、こうしてやろう思ても、どうも心に迷わされ曇らされ、心変わるからどうもならん。幾度諭せども心変じどうもならん。一時放って置けばならん。成る可くは十分運んで治まらん。是非に是非無い。惜しいものや、可哀想なもの。どうもならん。後で後悔せにゃならん。悔んだ処がどうもなろまい。変わる/\後種無い。すっきり切りて通らんならん。もう諭する理も無い。どうも見難くい聞き難くい。この話聞いて一つの所やあろまい。又見えてはなろまい。今日もや明日もや、楽しめば世界楽しみであれども、あちらこちら靄掛かり、一つ頼り無いもの、他事や他所事やない。道は変わりてはならん。皆々心まで諭し置こう。一時尋ねる処、すっきり洗い替えて、よう聞き分け。それ/\尽した者がある。細々丹精尽した者に、理が替えてやるがよい。

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