明治二十九年八月二十二日
上原佐助身上申し上げ前さしづの理に付願

さあ/\尋ね出る事情、前々事情、一時成る成らん処、堪えられん事情から一つさしづ。堪えられん一つ事情、どうよこうよさしづ。身上速やかなりたら、何かの事聞いて思やんと言う。前々事情からさしづ。一つ/\の理、一つ/\の理を聞かす。よう聞き分け。よう/\の年限である。よう/\年限事情によって、所どんと変えて始め掛けてから、いろ/\道通りいろ/\道聞いて、ほのり話。実があれば実は誠、よもや/\一つ理大き、品々始め掛け。ほのり話。道聞いたなら鮮やか分かる。年限の道によって事情聞く。どんな事聞くよう、又言われるようになりた者は、並大抵やない。何でもなき者と、何でもない事情。こんな事なあこんな事なあ、知らず/\心分かる。人は一代名は末代、と、これ伝えたる。真実は誠、実である。実は世界、又道と言う。実あれば、どんな曇り被せようと言うて被せられん。真の理、天の理、天の理は曇り掛からん。よう聞き分け。前の掛かり、細々理、泣き/\通り、それから心楽しみて、道に理があり、身に一つ余儀無く障り。障りから一つ聞かす。最初の理は元。後の道は無い。元の心無けにゃならん。元の心受け取りて理である。受け取りて理は、どんな剣というとも、岩の中でも切れやせん。理は元の理、元の理は神の話す理。これ一時よう/\通う道筋、通う道筋にあちらこちら言う。又心休み、この理立てべき理やない。どんな所へ行かにゃならん。日のじか夜が明けば、道の理から、それより心運べば世界身も鮮やか。道に理が跨がれば、皆皆の者までとんだ理やなあ、変な事やなあと言う。身に案じ無い。守れば案じ無い。守らねば後々何時とも分からん、とさしづして置こう。

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