明治二十九年八月四日(陰暦六月二十五日)
大裏西手方北より西南へ廻り壁建てる願

さあ/\尋ねる事情/\、まあ二度三度諭したる。又候身に一つどうでも心得ん。尋ねる。これまで身の処案じ無きと諭したる。道の事情どんな道も通り来たる。一時尋ねる身上にて一寸大層のようなれど、一寸どうであろうまい。なれどよう聞き分け。これまで難しい中、どんな中通り来たる。その中思い/\旬々思たる。この話、言葉の話は、聞く者もあれば又聞かん者もある。又分かる者あれば、分からん者もある。これまで話したる。一時になると些か持たず、よう聞き分け。力落すやない/\。精の無い事と思うやない。しっかりして居よ/\。
押して、喜市身上治め方の願
さあ/\尋ねる処/\、心に掛かる事はどうでも急がにゃならん。心に掛かる処運ばにゃならん。心にやれ/\と聞かしてやらにゃならん。内々心に掛からんよう。心に安々は神の道、神に随いて心に掛かるような事ではならん。楽しみは何処にある。あゝという心に待たず、心に事情ありて楽しみたんの、頼り無きもの。よく聞き分けてくれるよう。さあ/\尋ねる処/\、心に掛かる事はどうでも急がにゃならん。心に掛かる処運ばにゃならん。心にやれ/\と聞かしてやらにゃならん。内々心に掛からんよう。心に安々は神の道、神に随いて心に掛かるような事ではならん。楽しみは何処にある。あゝという心に待たず、心に事情ありて楽しみたんの、頼り無きもの。よく聞き分けてくれるよう。
2832,明治二十九年八月四日(陰暦六月二十五日)
大裏西手方北より西南へ廻り壁建てる願
さあ/\尋ねる事情/\は、それ/\一寸囲い/\、囲いの理を以て、許し置こう/\。

又、職人小屋二間半に十間建築御許しの願
さあ/\尋ねる事情、あちらも建ち掛け、こちらも建ち掛け、切り無し普請とこれまで諭してある。旬という、旬が来たら、何でも彼でも広くして、皆満足をさしてくれ。これが世界の台や。これをよう聞いて置かにゃならん。許し置く。さあ/\尋ねる事情、あちらも建ち掛け、こちらも建ち掛け、切り無し普請とこれまで諭してある。旬という、旬が来たら、何でも彼でも広くして、皆満足をさしてくれ。これが世界の台や。これをよう聞いて置かにゃならん。許し置く。
又、南北へ門の願
さあ尋ねる。皆囲い/\には、一つ/\の切りが無けにゃならん。囲いには囲いの心でせにゃならん。皆ざっとしたものや。これを心得て置かにゃならん。さあ尋ねる。皆囲い/\には、一つ/\の切りが無けにゃならん。囲いには囲いの心でせにゃならん。皆ざっとしたものや。これを心得て置かにゃならん。
又、東方も追々石垣工事土持ち御許し願
それはもうどうなりと委し置く。切り無しと言うたるよって、追々に決まりを着ける。今の処は仮家なれば、何時取り払うても構わんように、ざっとして置かにゃ、世上の理も済まぬ。末代のような事してはならん。何時取り払うようにせにゃならん。勿体ないというようでは、道理に適わん。これだけさしづして置く。それはもうどうなりと委し置く。切り無しと言うたるよって、追々に決まりを着ける。今の処は仮家なれば、何時取り払うても構わんように、ざっとして置かにゃ、世上の理も済まぬ。末代のような事してはならん。何時取り払うようにせにゃならん。勿体ないというようでは、道理に適わん。これだけさしづして置く。
又、稲納屋を大裏へ持ち行く願
さあ/\それは時々の風を以て、こうというようにしたらよかろ。それは委し置くによって。さあ/\それは時々の風を以て、こうというようにしたらよかろ。それは委し置くによって。

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