明治二十九年六月二十八日
中山もと十八才身上願
さあ/\尋ねる事情/\、身上に不足なりたる。一寸の事ならそのまゝ。又事情によってもう幾日経つ、幾日なる。また身上鮮やかならん。内々何かの事情にも分かろうまい。又一つ事情、諭し難くい事諭さにゃならん。取次なら、諭さにゃならん。一寸見れば一寸と思うなれど、道という、道から道という理、これ聞き分け。何たる、どうである。親は親だけ、叔母は叔母だけ。取次は取次。どうしてこうして思たて、出けやせん。身の苦しみ/\聞き分け。これ十分聞かして、ほんにそうやなあ、これ聞き分けにゃ、速やかなるものやない。これだけ聞き分け。