明治二十九年五月二十日
五月十八日会議案の点に付願
第一、朝夕の御勤今日より「あしきはらい」二十一遍を止め、「ちよとはなし」一条と「かんろだい」の勤三三九遍とに改めさして頂き度く願さあ/\だん/\事情以て尋ねる。それは余儀無く事情から尋ぬるやろ。なれど、一つの理抜くに抜かれん。又一つ事情無理にせいと言えば、心の事情大変と思うやろ。なれど、一つ方法というものは、天にある/\。子供可愛から、どのような事情も受け取ってやろう/\。
第二、月次祭には御面を据えて、男ばかりで「ちよとはなし云々」、「かんろだい」二十一遍とを勤めさして頂き度く、次に十二下りを勤めさして頂き度く、鳴物は男ばかりにて、女の分は改器なるまで当分見合わせ度く願
さあ/\だん/\に尋ねる処、理は一つの許ししよう。同じ事/\どうせにゃならんと言うた処が、人々の心の合わん事した分にはどうもならん。理は子供可愛々々の理から、皆許したるのや、許したるのや。さあ/\だん/\に尋ねる処、理は一つの許ししよう。同じ事/\どうせにゃならんと言うた処が、人々の心の合わん事した分にはどうもならん。理は子供可愛々々の理から、皆許したるのや、許したるのや。
第三、守札これまで出しましたが、この度政府より喧しき故、鏡に致して宜しきや、御幣に致して宜しきや願
さあ/\尋ねる処、道の上から見れば、道の上からの事情に治めてやってくれ。聞く理は治めて、一つ重々の理に治まるようにして、治めてやってくれ。台は許したる。さあ/\尋ねる処、道の上から見れば、道の上からの事情に治めてやってくれ。聞く理は治めて、一つ重々の理に治まるようにして、治めてやってくれ。台は許したる。
押して、神鏡にさして頂き度く願
それは、その心に一つ委せ置こう/\/\。それは、その心に一つ委せ置こう/\/\。
第四、天理王命の御名、天理大神と称する事願
さあ/\万事皆方法の変わりた事で、当惑して居るやろ。暗い道になりたると思う。暗い所は暗いだけの理に許してやる。自由の理に許してやる。これだけ話したら皆分かるやろう。そうして一つ話がある。皆兄弟集まりた。今が一つの理の台である程に/\。真実より怖わい道は無い程に/\。心の散乱思うから、これまでの処皆見許したる。並んで居る顔、実々兄弟治めるなら、明るい道は今にある程に/\。皆んな一つの心の理を以て、一つの物も分けてやるという心を定めるなら、成程という日はある程に/\。
さあ/\又一つ話して置く。これまでの処に何度の理に諭してある。大道で怪我はしなよ/\と諭したる。細い道は怪我はせん。皆んな仲好くが神の道、妬み合いは世界にも数は無い/\、思い/\なりて来た。今日限り前刻話してある。一つの物は分け合うて/\、又そちらへもこちらへも分け合うて、楽しんで通るが一つの理の台/\。よう聞き分け。諭した理は、裏も取るから、横も取るから、治まり兼ねる。聞き損いあってはどうもならん。万事の理を治まり兼ねる/\。よう/\の道治まり始め掛けたる処から取れば、今日はどういうものと思う。これは一つのふしと思てくれ。これより小そうなると思たら、いかんで。一つのふし/\、ならん処はあちらへ廻りこちらへ廻り、心さえ繋ぎ合えば、実々一つの理はある程に/\。又先々の処、繋ぎ合うて通れば、天の理がある程に/\。