明治二十九年四月四日夜一時
刻限御話

もうどんならんで。あかせんで。ウヽヽヽヽ。さあ/\筆に付け掛け、筆に付け掛け。どういう事を説き掛けるなら、長い間、今日に言うて今日来た者でもあろうまい。万事の処手を繋いで行かにゃならん。今日の処でこれだけの人衆で行く訳もあろまい。さんげをせずに行ってはならん。人衆の処も、七十五人まで要るという事は、これまでにも言うてある。どういうものなら、多く出て来る者に、僅かの人で送れるものか。もう席を仕掛けては休み/\、これまでの処は一寸にさんげはし難くかろ。何ぼう言うても取次人衆増やす事出けん。なむ/\で送って居る。どういう事で増やす事出けんか。明日日になりたら皆談じ合うて、明日日席に返答せにゃならん。さんげだけでは受け取れん。それを運んでこそさんげという。今夜のさしづはえぐいさしづ、えぐいさしづやなけにゃ効かせん。もうこれ幾名何人はこれまでに埋れたった。この道は会議から成り立った道か。会議するから遅れる。出て居る者も明日日に早く皆呼び取って了え。このまま送れば、びっくりするような事出ける。出来てから何にもならせんで。

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