明治二十九年三月十三日
高安分教会教祖十年祭陰暦二月二十三日今回教会移転する地所に於て仮小屋を設け勤める事情願
さあ/\尋ねる処/\、地所一つ事情の処尋ねる処、それは何処でどう、彼処でどうと言うやない。思う所でするがよい。なれど、よう聞き分け。何処がどうやから、あちらがこうやから、どうもせにゃならんという理は、受け取る事は出来ん。所々銘々心だけ/\。大望大層は受け取れん。心だけなら思う処で許し置こう。
当日教祖の御霊御殿を仮小屋へ持参致すべきや御遷り下さる事情願
さあ/\尋ねる処/\、それはもう心だけ遷そう/\。さあ/\尋ねる処/\、それはもう心だけ遷そう/\。
御幣にて遙拝する事情
さあ/\心だけ遷そう/\。さあ/\心だけ遷そう/\。
当日信徒へ御供御神酒弁当施与の事情
さあ/\心だけ/\。心だけと言うたる一つの理を、よう聞き分け。これだけこうしたらよかろうという、心だけの理は十分受け取る。なれど、何処がどうやからという理は受け取れん。大層の事情は大いの事情、ほっという理無いとも言えん。心だけなら皆受け取る。さあ/\心だけ/\。心だけと言うたる一つの理を、よう聞き分け。これだけこうしたらよかろうという、心だけの理は十分受け取る。なれど、何処がどうやからという理は受け取れん。大層の事情は大いの事情、ほっという理無いとも言えん。心だけなら皆受け取る。