明治二十九年二月十八日
教祖十年祭に付仮屋二十間に二十五間の願

さあ/\尋ねる事情/\、もう程無う日柄の処も追々の事情になりたる。まあ仮家という、一寸の事情仮家々々。仮家一つとすればなか/\大層。あちらもこちらもすれば事易く出来る。治まる。思い立ったる処大層大きな事は随分大層でなろまい。まああちらへこちらへという事情にすれば、事安い事情にしてくれ。皆んな真っこと思い過ぎて大層になりてならん。建家でさえ仮家と言うたる。未だほんの仮家の仮家、これからこれという縄張りでもよい/\。よぎせん事情はせにゃならん。大望は受け取り難くい、何するも仮家、未だ/\仮家、一棟に一つにすれば大層であろ。あれからあれと印打て。縄張りでもよい。又天災雨思う処これは受け取る。大きい事したさかいにどうという事は無い。随分これまで話通り、仮家々々縄張りでも仮家。天災思うなら、あちらこちら一つ治めてくれ。どうせいこうせい堅くさしづ無い程に。その心持って掛かりてくれるよう。
押して
さあ/\成るよう/\軽く/\、とかく軽くして、そうして皆んな一つの心を治めたい/\。その日/\の心だけではどうもならん。将来の心を治めてくれ。世上一つの理がある、世界いかなる事情、前々より知らしたる。その日が来る。心の理を繋いでくれ。さあと言うたらさあ。順序治めてくれ。何ぼ賢うても人間思やんはその場だけより治まらん。とかく一つの心で成程という。あちらの事情こちらの事情はどうもむさくろしてならん。さあ/\成るよう/\軽く/\、とかく軽くして、そうして皆んな一つの心を治めたい/\。その日/\の心だけではどうもならん。将来の心を治めてくれ。世上一つの理がある、世界いかなる事情、前々より知らしたる。その日が来る。心の理を繋いでくれ。さあと言うたらさあ。順序治めてくれ。何ぼ賢うても人間思やんはその場だけより治まらん。とかく一つの心で成程という。あちらの事情こちらの事情はどうもむさくろしてならん。
御祀り向きはどちら向きに致して宜しきや
さあ/\その事情はさしづして置く。北に置いて南より事情、これだけ一つさしづして置こう。さあ/\その事情はさしづして置く。北に置いて南より事情、これだけ一つさしづして置こう。
押して、南より北向いて拝しますや
さあ/\その一つの理に委せ置こう。それより運んでくれ/\。さあ/\その一つの理に委せ置こう。それより運んでくれ/\。
やしきの周囲板囲いの願
さあ/\それは縄張り同様、それは委せ置こう/\。さあ/\それは縄張り同様、それは委せ置こう/\。
今の御殿の雛形にして別に大きい御殿新に作る願
さあ/\事情は、もう追々の話も替わりて出るやろ。後々とんと心を治め。あちらもこちらもというは、切りが無い。これして又これというが真の切り無し。一日の日目出度いなあと、ちゃんと治まりてこそ、端々までも治まる。又々事情集まりて来るやろ。その時又々のさしづに及ぶによって、しっかり聞き分けてくれ。さあ/\事情は、もう追々の話も替わりて出るやろ。後々とんと心を治め。あちらもこちらもというは、切りが無い。これして又これというが真の切り無し。一日の日目出度いなあと、ちゃんと治まりてこそ、端々までも治まる。又々事情集まりて来るやろ。その時又々のさしづに及ぶによって、しっかり聞き分けてくれ。
押して
さあ/\休息の所は日の決まったる処、それはもうどちらやらというように、ほんの祀り、式だけ受け取って置こう。さあ/\休息の所は日の決まったる処、それはもうどちらやらというように、ほんの祀り、式だけ受け取って置こう。
御殿あのまゝにして御遷りの願
さあ/\ありゃあのまゝに置くがよい。仮家出張る所別に要らん。ほんにこれはこうかいというだけでよい。さあ/\ありゃあのまゝに置くがよい。仮家出張る所別に要らん。ほんにこれはこうかいというだけでよい。
仮に御殿拵える願
さあ/\仮家に準じたもの、ほんのあれかいなあと、めどう印さえあればよい。仮御殿やというような事情は、どうも許さん。皆んな重々仲好く治まりたら受け取る。皆繋ぎ合い/\、心一つの理より、受け取る処は無いで/\。さあ/\仮家に準じたもの、ほんのあれかいなあと、めどう印さえあればよい。仮御殿やというような事情は、どうも許さん。皆んな重々仲好く治まりたら受け取る。皆繋ぎ合い/\、心一つの理より、受け取る処は無いで/\。
信徒へ弁当の代りとして米百石余り施与の願
さあ/\尋ねる処/\、そのまゝ/\、もうこれまでのようにどうする事も出来ん。もうこうなれば届こまい。なれど届かいでも届かそうという心を以てすれば届く。世界大きい成るによって、要らん所は軽くして、届かん所まで届くよう運んでくれ。さあ/\尋ねる処/\、そのまゝ/\、もうこれまでのようにどうする事も出来ん。もうこうなれば届こまい。なれど届かいでも届かそうという心を以てすれば届く。世界大きい成るによって、要らん所は軽くして、届かん所まで届くよう運んでくれ。
一戸に付何んぼという割にして渡したもので御座りますや願
さあ/\遠くまで広い中届かん勝ち、届かいでも届かそうという心を以ておっとり何名何人とすればあら/\届く。こちらは十分こちらは半端、足る足らずいう所もあろ。なれど又中には、こゝまでよう届いたもの結構やなあと言う者もあろ。とても一戸のようには行かん、十分には届かん。届かんようになったのがなか/\ようようの道。あちらもこちらも、一日の日だけ成るだけこうと言えば、言う通りに取り計ろうてくれ。その心ばえで計ってくれ/\。さあ/\遠くまで広い中届かん勝ち、届かいでも届かそうという心を以ておっとり何名何人とすればあら/\届く。こちらは十分こちらは半端、足る足らずいう所もあろ。なれど又中には、こゝまでよう届いたもの結構やなあと言う者もあろ。とても一戸のようには行かん、十分には届かん。届かんようになったのがなか/\ようようの道。あちらもこちらも、一日の日だけ成るだけこうと言えば、言う通りに取り計ろうてくれ。その心ばえで計ってくれ/\。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です