明治二十八年七月二十二日
神田亀吉五十三才身上願(川之江支教会長)
さあ/\尋ねる事情、さあ/\長らえての事情であろ。身上一つこうと思うように行かん、思うように成らんなあ、と思う。皆それ/\立ち寄りて、何でも思う心、些かそれは理であろう。それは皆受け取るなれど、事情よう聞き分け。さあ/\そうしょうと言うて成るものやない。よう事情聞き分け。長らえて自由という。一つ見れば成程聞けば成程、と思う。心皆々それ/\心、何でも救けにゃならん救からにゃならんと思う心、受け取る、身上事情思うよう成らん。一時、又一つ思うように成られん、思うように成られん。主一つ、長らえてのたんのうの理をよう聞き分け。世界にもどんないんねんもある。善きいんねんもあれば、悪いいんねんもある。為す事のいんねん、為す事のいんねんならばと言うて了えば、それ切りのもの。又内々事情世上事情見て、又それ/\話々重々伝えてくれるがよい/\。