明治二十八年二月二十八日
西井徳重六十二才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、いかなる事情も尋ねる。さあ/\事情に一つ堪いられん一つ事情、どういう事運び、どんな事情も聞かす。事情尋ねる。尋ねるからさしづ。身上不足なりたる処一時であろまい。長い事情困る。よう聞き分け。たゞ道はどうたゞ信心という、尽すという、たゞ運ぶという中に、不足なる処よう聞き分け。身上大層一つ及んだる。よく/\聞かせ楽しみ、身上不足ありて楽しみというは、どういう事と思う。これまで世界に聞かす処、為す事理聞き分け。為すいんねん、いんねんならと言うはどうむならん。世界に諭してめん/\理ある。何遍でもと言う。これ一つ諭し置こう。

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