明治二十八年二月十八日(陰暦正月二十四日)
堀田なみ六十三才身上障り伺(縁談事情に掛かりてありますか、又は外に間違いでもありますか願。靱役員)
さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\一つの身上どうも心得ん処、一時尋ねる。身上という、先ず事情大層であるによって、これまで聞いたる理分からん。事情諭してやらにゃならん。又一つ、こうという縁談事情、どうなりこうなり楽しみ事情、これどうなろうと言う。それは一つ心得まで諭そう。心に掛ける事要らん。これまで伝えたる事情と、楽しみ事情どうなろうという事情聞き分け。これまで諭したる処と、身上不足なる処と諭す理にある。これより聞き分けてくれ。
押して縁談事情に、のち/\心の理に、母に治まらん理あるによってでありますか願
さあ/\尋ねる処/\、よう事情聞き分け/\。さあ/\年に事情あろうまい/\。まあ内々よう/\治まりたんであろう。それは直ぐに治めてよいもの/\。事情あら/\聞いて、待ち焦がれたる事情治まる。楽しみ聞く否や、これ聞き分け。身上一寸大層。それから聞き分け。急いで掛からにゃならんという。さあ/\尋ねる処/\、よう事情聞き分け/\。さあ/\年に事情あろうまい/\。まあ内々よう/\治まりたんであろう。それは直ぐに治めてよいもの/\。事情あら/\聞いて、待ち焦がれたる事情治まる。楽しみ聞く否や、これ聞き分け。身上一寸大層。それから聞き分け。急いで掛からにゃならんという。