明治二十八年十月十九日
村田すま身上願

さあ/\尋ねる処/\、身上に余儀無く事情尋ねにゃならん。元というは一つ諭したる。一度諭する二度諭す、だん/\諭す。とんと分からん。分かる時理が治まれば身が治まる。なれど、だん/\日が延び長い間、めん/\一つたゞ一軒内から寄り合うたる。何人でも治まる。なれど一軒、何ぼう程一寸始め方ならという処から、めん/\皆事情起す。そこで気の合う者もあれば、又合わん者もある。こうして居たら、遂に身上迫る。どうしたらよかろうという心ある。悠るりとした、あちら楽楽、年寄りたる者と言うたる。楽々一寸始め掛け。それで治まるなら留めて了い、さしづ通りするという心持ってすれば、直ぐに治まるやろう。

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