明治二十八年八月十九日(陰暦六月二十九日)
藪の北方田地一町三反余買い入れる事御許し下さるや願

さあ/\尋ねる処/\、地所々々という。一時大望と言うである。大望と言うや大望なれど、成る時成らん時一つ、一つ成る時見分けて、無理にどうせい言わん。成る時成らん時、そこで旬と言う。一つ年を待って事情という、多くの中戻り来る。地所狭い。これは追々さしづ以て運ぶ。それはどうせにゃならんと聞かし難くい。長い心/\これだけ/\年限経てばこれだけ、又これだけと言う。又一時事情というは小首を傾げて事情。そこで話す/\、今年に出けねば又来年。無理してはならん/\。年々あちら一寸こちら一寸大きい成る。皆大木の大きく成るようなもの。これだけ一寸さしづして置こう。
押して、買い入れは御許し下されますや
さあ/\これは強ってと言うは許さんではない。数々ある。年限経ったらふしから芽が出る。無理は一寸も出けん。無理してはどうもならん。さあ/\これは強ってと言うは許さんではない。数々ある。年限経ったらふしから芽が出る。無理は一寸も出けん。無理してはどうもならん。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です