明治二十一年七月二十四日(陰暦六月十六日)
本部神殿祀る所の伺(上段の間より本席の台所を境とし、渡り家取払い建家新築の願)

さあ/\始まり/\、かんろだい一条の始まり。日々の処理を以てすれば皆治まるで。四方建物、一間四方にして、多く高くして危ない処、じっと踏ん張りて居る処、西へ抜ける、北東南四方抜ける理もある。高うして成程というようにして、今の処ほんのざっとして、どれからどれへ/\、一つ/\印を打ちて、今の処何時取り払うても惜いないというようにして、一間四方天窓にして、まあざっとして、二つめどうとして印々、皆の処にして印々、皆の者入来るの印々、北の所今の処あちらからこちらへと思うなれども、よく/\思やんせよ/\。思やん治めそれ/\尋ねる処理である。それ/\日々の処、運ぶがよい。まあ思やん一時々々まあ一寸思やん、追々のさしづ。今の処普請ぢば一つの処、普請大層は要らんで。一寸して置け。仮家の普請々々、仮家の囲い。これを尋ねた一つのものや、皆々思うやないで。元々最初一つの理よりふでさきにも知らしたる通り、皆々これもふしか/\。一つのものもよんだが、どんな道も通りた者もあるやろ。理を見分け、高い低いの理は無い。互い/\の理を積み重ね、この一つの話いつ/\までも続くようとさしづ。
『四方へ抜けるというは往還の道の初、今日より運ぶにより、一間四方はかんろだいの地上を屋根抜き雨打たしの事、二つめどうというはかんろだいの南へ神前を祀り、かんろだいの北より南へ向かって参詣する事、上段の間のこれまで祀りある分、取り払うと中山会長仰せられしも、おさしづは二つめどう、矢張り上段の間これまで通りに祀る事。』

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です