明治二十八年七月二日
増野正兵衞の事情に付願(又家内いとの身上も願)

さあ/\尋ねる処/\、もう何も彼も万事の処、まあ事情によって一時定めにゃならんものもある。又、後々にも定められるものもある。皆んな大勢の中、埋れて埋れて、埋れぐさになってある。埋れてある事情分からねば、人々ともいう。治め掛けたら、治まる処まで治める。追い込み/\で登られん。登せんから登られん。一寸入って一寸に登って居る者もある。実さえあれば連れて通るが神の道。通り掛け分からん先から、心一つで通りて居る者もある。分かっての事情、分からん先の事情は賢き思やんやあろまい。これから一つ思やんしてみよ。さあ一時の事情にも分かろまい。そうであるなと言えば随分分かる。早々談じて取り極めにゃならんものを、知りて賢きと言う。反対から見ればどう見える。届かん者は阿呆とも言う。届かんけれども心一つ実を楽しんで通るが道の台と言う。思てある理も一つの理も用いらねばならん。一つの事情を運ぶには遠慮は要らんで。役々の中にも何人あれども、万事引き構えての事情ならば、分けてやらにゃならん。これも埋れてる。さあさあ早く談じて、分けてやらにゃならん。頼み置く/\。
押して、台所賄い方願
さあ/\埋もれ/\男女は言わん。万事一つの理もある。付き添う理もある。万事よく聞き分けにゃならんで/\。さあ/\埋もれ/\男女は言わん。万事一つの理もある。付き添う理もある。万事よく聞き分けにゃならんで/\。

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