明治二十八年三月十四日
平野楢蔵目の障りに付願
さあ/\心得ん事情であろ/\。第一一つ見え難くい/\。見え難くいやない。見えたる事見え難くい。見えたる事見える。十分見えたる処、身の内目に見えん理ある。これ一つ放って置けん。何日暫く/\抑えてある/\。一つ改めて早く見えるよう。いつ/\までじいとして置けん。一つそうしては取り返やしがならん。この一つの理聞き聞かず、強って一つ掃除、これ掃除早く治め。この一つの理が急ぐ/\。話し/\て相談為して相談為し下され。違うで/\。よう聞き分け。知らず知らず思い/\不義理事情、不義理事情、これ堅い理突っ張る/\。これ解きほどきすれば、今日と治まる。これ一つ早く諭し置こう。
押して、内々の事か講社部内の事か願
さあ/\部下でもない。又内の事やない。おっとり何日という。三日は三日という、前なりたる。尋ねる事あろまい。人間心以て治めたる。なれど、急いで早くあちら事情こちら事情、早速騒がにゃなろまい/\。治めにゃなろまい。さあ/\部下でもない。又内の事やない。おっとり何日という。三日は三日という、前なりたる。尋ねる事あろまい。人間心以て治めたる。なれど、急いで早くあちら事情こちら事情、早速騒がにゃなろまい/\。治めにゃなろまい。
話して居る処へおさしづ
何ぼうでも悟り付かん/\。内に無き世界に無き、ぢば一つ/\。これ一つ第一残念でならんわい。何ぼうでも悟り付かん/\。内に無き世界に無き、ぢば一つ/\。これ一つ第一残念でならんわい。