明治二十七年七月一日
藤北嘉十郎光岡貞蔵両家火災、外に光岡麻蔵出直しに付伺
さあ/\尋ねる事情/\、事情いかなる事情と思う。尋ねる。大変心であったであろう。日々の処思う処であろう。余儀無き事情一時心もなって、先々の所必ず/\思うでない。ない。為す事遁れられぬ理であろう。これまで話思う。思うでない。一つの話諭する。世界の治まり、よう聞き分けにゃ分からん。何たると思う。心を定めてくれ。先々の所つい/\定まるであろう。これよう聞き取ってくれ。
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さあ/\尋ねる事情/\、事情いかなる事情と思う。尋ねる。大変心であったであろう。日々の処思う処であろう。余儀無き事情一時心もなって、先々の所必ず/\思うでない。ない。為す事遁れられぬ理であろう。これまで話思う。思うでない。一つの話諭する。世界の治まり、よう聞き分けにゃ分からん。何たると思う。心を定めてくれ。先々の所つい/\定まるであろう。これよう聞き取ってくれ。