明治二十一年七月十一日(陰暦六月三日)
本部をおぢばへ移転するに付、奈良県庁へ届書にして宜しきや、又、願にして宜しきや伺
さあ/\尋ねる処、どれから行くのも同じ事。皆の者世上から理に押され/\、そこで、神一条の道聞き分けてくれ。何でも無い処からだん/\道を付けて来てある処、前々より皆伝えてある。そこで往還道は通り難くい、細い道は通りよい。皆この度の処、本部の方へ掛け合え/\。どうでもこうでも神一条見せねばならん、見にゃならん/\。この度皆世界から押されるから、一寸細い道を許したもの。どうでもこうでも、一つの道通らにゃならん。そこで早く/\道を運んで了え。
信徒総代の伺
さあ/\運ぶ事情には、一つの事情、そうと一つ事情、運ぶ処には、談じにゃなろまい。そこで早く、談示を取りて掛かるがよかろう。さあ/\運ぶ事情には、一つの事情、そうと一つ事情、運ぶ処には、談じにゃなろまい。そこで早く、談示を取りて掛かるがよかろう。