明治二十年十二月十九日(陰暦十一月五日)
増野正兵衞咽喉腫れ食事通り兼ね咳出るに付伺

さあ/\めん/\一つに、俄かにどういう事に成りて理が分からん。順序心得ん。心順序案じる事は要らん。身の処案じる事要らん。だん/\どういう話伝え。一つ心治め。あちらにも心に掛かる、こちらも心に掛かる。どんと心を治め。成る成らん、身一つ成る。めん/\。さあ身上一条、思う心あれど、今はこうで先はこう、あちらも心に掛かる。この先今一時運び難くい。先々一つ理がある。運ぶ/\、いかなるも聞き分け。思う思わん。ちょい/\と身に障り、聞いて定めば身の処速やかと成る。これを聞き分けて、成程先々が分かる。身の処速やかとなる。今処こう、先の処こう、あちらの身の処忘れられん。どういう事を聞く。道の道なら通らねばならん、という心を定めてくれ。

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