明治二十七年十一月三十日
上田嘉治郎身上迫るに付、はた/\心得のため願
さあ/\尋ねる事情/\、長らえて身上だん/\迫り/\、もう、どうも一時の処、見ればどもなろまいかなあ。これまでの間一度二度一つ追々これまでと言う。一時迫る処、差し詰まりのようなものなれど、一つ結ぼれ/\、一時の処理が分からんから、あちら一つ、こちら一つ、だん/\の積もり。今一時の処どうと言う。とんとさしづには出来難ない。これ一つ聞いて悟らにゃならん。まあ/\十分の安心、十分のたんのうさしてくれるがよい。