明治二十七年一月一日夜十一時
教長歯痛に付御願

さあ/\/\事情も無ければ何も無い。事情も無い何も事情無い。尋ねる事情あるまい。尋ねる事情はあれど、一寸身の処どういう事あるやら何も分からせん。どんな者でも分からせん。分かりてある。一寸急いで世界の事情、あれこれ一つ事情これ第一。これは言うまで。これまでどんな者もこんな者も疑いばかり。一時これまでの処どんな者でも取り消して了わにゃならん。潰さにゃならん。これから先どういう事で通りてよかろう。遠き所でいかず、近き所雨風も厭わず、ばら/\/\立ち越して話し合い、この道何年前であろう。古い事やあろまい。これまで分からん。これまで道の件ん変わる/\と言うや、どういうものと思う。身の処から不思議ありて尋ねる。尋ねば諭しという。尋ねたらどんな話も伝えと諭すと、何もこれどんな理道今の道、是非々々の道通りて居る/\。成らんから放って置いては分からん。分からねば、それで/\は折角艱難苦労の道失うて了う。そこで、これまでと道の件ん変わりて通りてある。どんな話も見て居る者ある、聞いて居る者もある。この道まあ理でなりと付けにゃならん。今の処道々の理で、世界からけなるてならん。道はこれは言うまで艱難、何故人がけなるがる。思い/\通りて今日の日、天という。天の理掛からん所無い。その道知らず、潰そう/\。世界よう/\道付け掛けたる。年々信者増えて、あちら理が下りる、こちら理が下りる。所々何ぼう来るとも分からん。これまで一寸話伝えたる。怖わいから話出けなんだ。これまで戦うたようなもの、どんなもの見ても恐ろしい。一寸聞いても怖わいと言うて通りた。あちらへ隠れ、こちらへ隠れ、たゞ一つで皆通りたる。これから先通すは胸一つ、誰の事情であろまい。よう聞き分け。思うようして暮らすは十分。これからこれまで艱難知ろまい。真綿の中で埋ってあるようなもの。長い道や/\。これまで長いよう思た道、欠けたらどうでも恐ろしいようなもの。恐ろしいと言うやどうであろうと思う。恐ろしい道あろまい。なれど、心の理治まりてなけりゃならん。どういう事言うやらめん/\思い立ったる。めん/\よう聞き分け。一寸道一人一つの心借りて通りたる。その事情天を捜しても無い、地を捜しても無い。後も分からん、先も分からん。遠い所から一時頼りと成りたるは、艱難苦労。艱難分かるか分からんか。これまで見れば驚いた日あろう。それから見分けてみよ。こうして話し掛けたら、分からんと言うや、四五日経ったら席始め掛けたら談じ、尋ねたら理知らそ。一日一夜の日以て話し掛ける。身堪えられんという事はあろまい。身上案じる事要らん。なれどどんな事聞き分けにゃならん。これからたゞ道一つ治まり、一つめんめん世界思わくどういう者招かにゃならん、こういう者招かにゃならんという処、先に廻して置かにゃならん。これだけ話し掛けたら分かるやろう。よう聞き取って置け。

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