明治二十七年九月二十六日
日本橋中台出直しに付、本部より増野正兵衞、桝井伊三郎両名上京願

さあ/\余儀無くの事情/\、尋ねる処前々以て事情言う。後々と言うた処が、一時立たねばならん事情であろう。さしづ通り万事話し、後々の処もあろう。一時の処計り難ない。長々の心、長い/\の事情、長い/\の道であったと、十分治めさしてくれ。
押して
さあ/\事情は余儀無く事情、さあ/\早く/\後々と言うた処が、今と言う。前刻の理と、互い/\の理を聞かし置こう。急いで事情を通り、なか/\の道、なかなかの理を通りた事情は、末代これまでなか/\の事情、容易ならん事情であった。万事の処よう言い聞かして置くがよい。さあ/\事情は余儀無く事情、さあ/\早く/\後々と言うた処が、今と言う。前刻の理と、互い/\の理を聞かし置こう。急いで事情を通り、なか/\の道、なかなかの理を通りた事情は、末代これまでなか/\の事情、容易ならん事情であった。万事の処よう言い聞かして置くがよい。
押して、中台平次郎家内事情より治め方願
さあ/\まあ一寸には行こうまい。今一時に諭した処が、縁談一つより事情思うように行かなんだ。こうしたらこうでもあったかと、事情は遅れたる。そこで今一時諭した処が、治まろうまい。一時一落の道を運んで、穏当の話を以て運んでくれるよう。穏当なる理を以て、話掛かってくれるがよい。さあ/\まあ一寸には行こうまい。今一時に諭した処が、縁談一つより事情思うように行かなんだ。こうしたらこうでもあったかと、事情は遅れたる。そこで今一時諭した処が、治まろうまい。一時一落の道を運んで、穏当の話を以て運んでくれるよう。穏当なる理を以て、話掛かってくれるがよい。

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