明治二十七年七月十日
平野楢蔵身上願(東国地方へ布教に行きて帰りし後障りに付)

さあ/\尋ねる処/\、さあ/\事情と言う。尋ねる処の理よう聞き取ってくれねばならん。遠く所行く所/\、長い間万事やれ/\と思うて戻る。身上障る。どういうものと思う。これまでどうにもならん/\遅れがある。万事それ/\一同発散取り替え事情取り替え。急ぐ/\。身上からあちらへも一寸障り、時々尋ねるさしづに皆知らしたる。尋ねて身上速やかと言えば、障り一時に諭す出けんから、又々時を以て尋ねてくれ。遠く所、身上障りありてはどうもなろまい。許し置くと言えば一つの間違い。身上に事情いかなる事もあろまい。尋ねんとする事はとんと定かならん。又々諭すから、どんな事も運んでくれ。

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