明治二十一年六月二十一日
東京日本橋中台勘蔵左顔面の瘤に付伺

さあ/\身上の処に不思議なる処、どういうものと思う処、一日ならん/\という処でない。身上でない。どういう思やんもしてくれ。身上一つから事情と言う。身上から一寸どういうものと思う。身の処心得んと言う。案じる事は無い。何で不自由と、どれで不自由とない。この理を諭して置こう。
中台勘蔵母六十九才身上伺
さあ/\身上の処尋ねる/\、どんな話も聞く。何でも身の処から運び、聞いてある処、早く聞かせ/\。身処大層一つの処、何ぼ不足なる/\、一つで見分け。これだけ一つ/\、日々思うなれども聞き分け。何でも救けにゃならん/\。一つ心であろうけれども、心に早く定めにゃならん/\。日々内に安心の理もある。若き処からの日々話ある。なれども大層の道もあるで。この理を話。さあ/\身上の処尋ねる/\、どんな話も聞く。何でも身の処から運び、聞いてある処、早く聞かせ/\。身処大層一つの処、何ぼ不足なる/\、一つで見分け。これだけ一つ/\、日々思うなれども聞き分け。何でも救けにゃならん/\。一つ心であろうけれども、心に早く定めにゃならん/\。日々内に安心の理もある。若き処からの日々話ある。なれども大層の道もあるで。この理を話。
井戸水湧かぬ処勘蔵より伺
さあ/\先ず/\、待つあたゑ一つの水/\、何尺掘る/\。未だ無い一つの事情、未だ一つ治める理は無いと言う。あたゑの水よう聞いて置け。生涯のあたゑ/\というは、どれからしよう/\、どんと水というものは、これだけ/\と理は無い理は無いと、まあ水はこれだけかと思うて浚えて第一これが不自由と、まあこれで十分であろうと。何か不自由無き/\。何かの処、これだけであると。先ず/\十分の処でなければ、まあ第一あたゑという/\。さあ/\先ず/\、待つあたゑ一つの水/\、何尺掘る/\。未だ無い一つの事情、未だ一つ治める理は無いと言う。あたゑの水よう聞いて置け。生涯のあたゑ/\というは、どれからしよう/\、どんと水というものは、これだけ/\と理は無い理は無いと、まあ水はこれだけかと思うて浚えて第一これが不自由と、まあこれで十分であろうと。何か不自由無き/\。何かの処、これだけであると。先ず/\十分の処でなければ、まあ第一あたゑという/\。

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