明治二十一年六月二十一日
本席の御障りに付おさしづ
さあ/\早く聞け。さあ/\言うて急ぐ処、早く/\どういう事急ぐ。これまで世界分からん、内も分からん。幾重伝え。同じ事何遍同じ事や。もうどうでもこうでも聞くも一日延ばず、刻限遅れる。又その日来るや知れんで。話聞き遁がし、又々突き延ばし、遠いように思う。違う。夜やら昼やら分からん。何時とも知れん。世界の中、心を運ぶ。第一早く急ぐ。つとめ一条これまで伝え、一つ二つどういう、一寸出てあら/\の処知らせ置く。本部や仮本部や。これで一寸苦が遁れた。運ぶ処を運ばずして、これで安心、何も安心、成って成らん。どういう処身の処一つ印、さあ/\急ぐで。身上一つの道早く通れ。見えて来る。世界急く。世界繋ぐ/\。一つ神の話。一つの理を聞いて道が分からん。あちらではこうや、何もならん。何程残念。すっきりその日刻限というはそこで知らす。