明治二十七年五月三十一日
諸井政一身上に付国三郎より願
さあ/\尋ねる事情/\、いかなる事も尋ねる。身上長らえての事であろう。内々も案じるやろう。案じる事は判っきり要らんで。めん/\諭す理よりよう思やんせよ。いんねんという理を聞き分け。しようと思うて成るやない。しようまいと思うても成って来るのが、いんねんの理と言う。しっかり聞き分け。国内々の理を思やんせよ。何も案じる事要らん。なれど親という、可愛々々の事情から心を沸かす。何も思うやない。案じるやないで。末代生涯の理を十分心に治め。楽しみの理を持ってくれねばならん。これだけ諭し置こう。
同時、諸井政一寄留の願
さあ/\いんねんの為す業と言う。善き事も、どんな事もいんねん。心通り思わく通り委せ置こう。さあ/\いんねんの為す業と言う。善き事も、どんな事もいんねん。心通り思わく通り委せ置こう。
同時、諸井国三郎小児ろくの歯代わり出遅きに付願
さあ/\事情々々尋ねる処心得んと言う。何にも心得んやない。身上不足とはさらさら思うやないで。何度でも与える処に揃わんと言う。よう聞き分け。何も分からん。小人にあたゑと言う。あたゑのある者に何故身上こうなると思う。いんねん事情を聞き分けてくれにゃならんで。さあ/\事情々々尋ねる処心得んと言う。何にも心得んやない。身上不足とはさらさら思うやないで。何度でも与える処に揃わんと言う。よう聞き分け。何も分からん。小人にあたゑと言う。あたゑのある者に何故身上こうなると思う。いんねん事情を聞き分けてくれにゃならんで。