明治二十七年二月二十三日
上田いそ及び民蔵身上願

さあ/\尋ねる処/\、さあ/\長らえて/\、さあ/\身の処にてどうも切なみ、又々よう/\暫く、又事情それ内々にも身の処、又事情どういうもの。どうもならん。内々思う一つ事情、よう聞き分け。心という理を落し付けにゃなろまい。身の処案じる事要らん。案じる事要らん間に、身の処定め付けにゃなろまい。内々長らえて信心、又尽す。一つ内々何故であろう/\。他に事情でさい、事情又内々どうであろう。この事情聞き分けて、内々鮮やか定め。どうしてなりと日を延ばし、月を延ばし、誰にても身上不足何であろう。この曇り濁り聞き分け。他に事情いんねん為す事情諭すやろ。内々鮮やか分からん。あちら変わりこちら変わり、身の処切なみ増してはならん。内々どうであろうと思う。尽す理によって取り変わり、近いは見る、遠くは話し、余儀無く遁れ/\、これから改め。日々口説くばかりではならん。口説く理が回る。これ第一聞き分け。身上案じる事要らん。一夜一つ見て、たんのう何もたんのう出けやせん。なれどよう聞き分け。上でも成れば、下でも成る。一つ/\治まれば又一つ治まる。

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