明治二十六年十一月七日
柴田留吉二十三才身上願
さあ/\尋ねる事情/\、いかなる事であろう尋ねるであろう。よく事情聞き分け聞き分け。一時身上だん/\迫る処、事情聞き分けて諭してくれ。一時処大変事情、なか/\大変事情なれど、じいと治まる間、事情諭してくれ。もう一時処、長い処やない。さあ/\どういう事である/\。発散事情諭してくれにゃ分からん。月々あろまい。世上一つ理ありて、よく聞き分けてくれ。諭してくれ。成る/\。これ一つ事情何も思わくあろまい。なれど、一寸思う処、まだ/\である。これ諭してくれ。身上大変、一時皆んなの中、銘々一人なあ、これ聞き分け。何人中といえど、どうも分かろまい。事情しいかり聞き取らしてくれ。何故なるという忘れさしてくれ。何故なると言うえば、理を堰ぐようなもの。何故なる/\。よう一つ/\返。ようあたる。内々よう聞き分けて、事情早く急ぐ/\。
押して願
さあ/\救けるという、救からんという。一そく願いは言うまで。救けるというは、さしづまで。事情皆成り切れば、止める事出けよまい。どうしよと思たとて、出けて来れば、どもならん。こら節のもの。これ心まで一つ諭し置こう。さあ/\救けるという、救からんという。一そく願いは言うまで。救けるというは、さしづまで。事情皆成り切れば、止める事出けよまい。どうしよと思たとて、出けて来れば、どもならん。こら節のもの。これ心まで一つ諭し置こう。