明治二十六年七月十八日
不破修本妻りう三十七才身上願
さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\身上という、身上という理は大抵何かの処聞いて居る。聞いて居て、身上不足無ければ何も思う事無きもの。身上どうなるこうなるという。話聞くという話聞かすという。なれど、身上なあ、どうでも身上鮮やかならん。発散せん。よう聞き分け。一時になると更に持たず。いんねんという、これ聞き分けるなら、前生さんげという。よく聞き分け。さしづ貰た、さしづ貰たなれど身上なあ、分からんから皆思う。いんねん聞き分け。いんねん見て、内々それぞれ聞き分けにゃならん。いんねんならと言うて了えばどうもならん。いんねん生まれ更わり、よう思案してみるがよい。しよと思うて成るものやない、しよまいと思うても成る理。これ聞き分け。又世界聞き分けて、いかにも成程と集まれば又暫くと言う。さあ/\これしっかり聞き分けてくれるよう。