明治二十六年一月十六日
辻本保太郎小児正雄身上願

さあ/\尋ねる処/\、小人の事情理を以て尋ねる処、一時の処では、危なきようなもの。なれど、事情一寸踏ん張らにゃならん。なれども、小人身上大層、どちらへなる、どうと更に持たず、小人一寸事情、よう聞き分け。国という所という、めん/\運ぶのに尽すのに又候と更に持たず、見れば世上にて事情、小人不足なる事情たんのうと言う。たんのうは出来ようまい。なれど、よう聞き分けば、たんのう出来んではない。事情いんねんの理と諭し置くによって、よう聞き分けてくれるよう。(註、百日咳にて医者見放す。御願後全快)

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