明治二十六年十二月二十四日
島村菊太郎妻銀代指腫れ身上に付願
さあ/\尋ねる事情、さあ/\まあ事情変わる、又変わる。又事情と言う。いかなる事情、身上案じる事要らん/\。案じる事要らんが、事情身に自由あれば、どうでも進まん。又尋ねる。尋ねば又事情聞き取りて諭してくれにゃならん。身の処尋ねる。尋ねたらこういうさしづ聞き取らにゃならん。皆話する、聞かす、よう聞き分け。これまで説いてある。どんな所でも話するは八つのほこり、又いんねん為す事諭して居る。いんねん諭する事、他に事情成程という道初めにそれ/\付いて、先々と言う。よう聞き分け。諭す中に内々理あるによりて、これ聞き分け。いんねん諭して先に諭すれば、いかなる事も自由。又めん/\諭す処から、めん/\先に定めにゃならん。先に定めてすれば皆自由そこにある。身に一寸事情あれば案じる。それどうなる、こうなる、めん/\思う事、すっきり思わんよう。すっきり治まれば日々治まりて、治まれば、先々言うまでやない。何も切なみとなる、こうなるという諭し置く。何も曇り無い。すれば誰に何を。これ一つ又どうにもこうにもならん。あちら風や、こちら雨や。話せん。不足ばかり。これ諭し置くによって、よく聞き分けてくれ。